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とある街の一角。
人々から忘れ去られてしまった様な、
家と家の合間に続く細い路地・・・。
うす暗いその道を抜けたところに、
あざやかな花たちの楽園はあった。
四方を家やアパートの塀に囲まれ、
誰にも見られることもなく
ひっそりと、
だけどもにぎにぎしく
咲き乱れる花たち。
私はこの場所を、
街角に咲くたんぽぽに教えてもらった。
毎日、学校の行き帰りに
話しかけていた小さなたんぽぽ。
そのたんぽぽの飛ばしたわた毛が、
私をここへ導いてくれたのだ。
私が現れた事に、
最初はビックリしていた花たちも、
すぐに「ようこそ」と迎え入れてくれた。
その日から、ここは私だけの花園・・・
私だけの『秘密の花園』になった。



