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星守のモノ 第1話

第1話 少年の星 文/安部 陽子 イラスト/なか山 浩太朗 夕日で、空の端が燃えるように赤く染まるころ、 モノは、ふいにため息がでる時みたいに、 ふと空を見上げた。 これから、空はだんだん暗くなって、 鳥たちは鳴くのをやめ、 森は、夜空を想って静まりかえる。 夜のはじまりだ。